これから各分野での利用が予定されているマイナンバーですが、社会保険に未加入の方にとってはどのようなものになるのでしょうか?
実は、マイナンバー制度が導入されると、個人だけでなく法人にもマイナンバーが配布されます。今後は法人に対しても、政府はマイナンバーを利用して税金や社会保険を適切に対応しているのか確認する方針です。
それによって、どのような影響が起こるのでしょうか?
今回は、マイナンバー制度が始まることによって、社会保険に未加入の人に対する影響について解説していきます。
社会保険に未加入の人はマイナンバーは無意味?
社会保険に、今まで未加入だった人にもマイナンバーは影響します。
今後は、マイナンバーを利用して企業が税金や社会保険を、適切に対応しているかどうか、簡単に調べることができるようになると予想されます。
そのため、今までは社会保険に未加入で運営していた会社も、今までのように社会保険に未加入では済まないと思います。
政府が、どこまで厳格に社会保険の制度を企業に適用していくのかは、現段階では制度が始まっていないのでわかりませんが、未加入の企業は、可能なら今のうちに社会保険に加入しておいた方が良いと思います。
マイナンバー制度が始まることで、社会保険を適切に対応していない企業は、必然的に社会保険に加入する必要が出てきます。結果として社会保険未加入の方は、今後減ってくると予想されています。
社会保険に加入することで、手取りの収入が減ると考える方もいるかもしれませんが、長い目で見ると、社会保険に加入することでの恩恵の方が大きいと思います。
この機会に、社会保険の制度を学んで、社会保険のシステムを知れば、社会保険に加入するメリットを知ることができると思います。
パートやアルバイトでも収入はバレてしまうの?
マイナンバー制度が始まると、パートやアルバイトの方も税務署に収入が把握されます。
そのため、マイナンバー制度が始まった後からパートやアルバイトをするさいには、企業からマイナンバーの提出が求められると思います。
自分のマイナンバーを提出する際には、企業はマイナンバー提供者にマイナンバーの管理方法や利用目的を提示、通知する義務があります。
無用なトラブルを回避するためにも、企業から提示、通知される、マイナンバーの管理方法、利用目的をしっかりと確認しておくと良いと思います。
また、マイナンバー制度が始まると税務署に収入が把握されるので、扶養内での就業かどうかも、簡単に調べることができるようになります。この点も注意が必要だと思います